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2016年11月

2016年11月16日 (水)

カレンダー・ポストカード

起業メッセで2017年版カレンダーとポストカードを販売。

昨年はカレンダーだけでしたので、「ポストカードが欲しい」とおっしゃる方のリクエストに応えて、今年は世田谷まちなか散歩カードを作ってみました。

2カレンダーは世田谷の教会シリーズです。教会はそれぞれの素敵な表情があり、素敵なステンドグラスがあり、教会の空間は訪ねてみると柔らかい空間が迎えてくれます。

成城と上野毛の聖カトリック教会は今井兼次氏の設計、松陰神社商店街の聖十字教会はレイモンドの設計です。

池ノ上の富士見ヶ丘教会はブドウのステンドグラスが素敵な木造建築。文化財指定です。

Photo

シナリオ演習「猫の耳(ハンカチ)」

ディスク整理をしていましたら、以前もう10年くらい前にシナリオ教室に少し通っていたころの作品が出てきました。

いつかイラストとお話の小冊子にしてみたいと思っています。いくつかこれから載せていきたいと思いますのでご笑覧ください。

「猫の耳(課題:ハンカチ)」

○槙田八重子の家

生垣をめぐらした一軒家、木洩れ日の気持のよい庭に面して開け放した縁側。縁先に腰掛ける魚屋のご隠居。縁側内側の座敷に正座する槙田八重子72、膝に猫のたまを抱いている。

御隠居「うちんとこのネコが最近魚のあらの好き嫌いをするもんだから「おい、おめえは魚屋の猫のくせして好き嫌いするんじゃねえ」と叱ってやったところ、家出しちまいやがって、ここんとこ二日も帰ってこないんですよ、どうしたもんでしょうかねえ」

八重子「お宅のクロはハイカラ好きですからねえ、コロッケ用意したら戻ってきますよ」

   たまの頭をなでながら、澄まして返事をする八重子、若干考え込む隠居

御隠居「そうですかい、コロッケねえ。……そういやあ死んだかかあがよくコロッケだのメンチカツだのの衣をはがして「クロや、揚げの皮だよ」って食わせてましたなあ。じゃ、まあひとつ通りの三河屋でコロッケ買って帰ってみますわ。どうもお邪魔さんでした」

   木戸を通って帰っていく御隠居、庭の植え込みからクロネコが見ている。八重子、手に握ったハンカチを耳に当て

八重子「クロちゃん、早く帰って御隠居さんを安心させてやんなさい」

   たまとクロネコが同時に短く鳴く。

○住宅地内の通学路

通学路をランドセルをしょった槙田妙子(10)、と伊賀かおり(10)が並んで歩いている。路地から猫が2匹、猛スピードで飛び出して妙子の家の方向へ走っていく。

かおり「うわっ、びっくりした。ねえ、今、猫が走っていったよね?」

妙子「うん、たぶんうちの八重ばあのところに行ったんだと思うよ」

かおり「え、そうなの?妙ちゃんちのおばあちゃんのとこ?」

妙子「うん、なんかねえ、うちのおばあちゃん猫とお話しできるみたい…寄ってく?」

かおり、寄り道になるので一瞬迷う、

かおり「うん、寄ってく。面白そうだもん」

○槙田八重子の家

縁側で三毛猫のタマを抱いて独り言を言っている槙田八重子72、折り畳んだハンカチを握って自分の耳にあてている。縁側の下に先ほど走っていた猫たちがいる。

庭の生垣から中を覗く妙子とかおり。

八重子「妙ちゃん、覗いてないで入ってらっしゃい。あら、伊賀さんちのお譲ちゃんだったわね、丁度よかったわ。ちょっと石橋町の子守稲荷さんまで行こうと思っていたところなの。一緒に行きましょう」

○石橋町の子守稲荷神社境内1


境内のブランコに所在なさげに腰かけている伊賀菊野72、菊野を目にしたかおり、菊野に駆け寄る。

かおり「おばあちゃん!」

ゆっくり近づいていく八重子、後ろに妙子。振り返る菊野。

菊野「あっ、八重ちゃん、待ってたのよ。早くおじゃみしようよ」

八重子を見ながら手にした巾着袋からお手玉を取り出す菊野。普段の様子の違う菊野を不安げな目で見るかおり。

かおり「おばあちゃん、どうしたの?どうしてここにいるの?」

菊野、じっとかおりの顔を見つめている。ふっと気づいたように

菊野「あれ、かおり、(周りを見渡して)あら、子守稲荷さんじゃないの、三島屋に買い物に出たつもりだったのに……」

子守稲荷神社出口横の猫地蔵の前に行き、手を合わせて

菊野「八重ちゃん、ありがとう。かおりちゃん、早く家に帰ろうね。お母さんも心配してるだろうから。帰ってお手玉しようね。」

かおりに手をひかれて帰っていく菊野、後姿を見送る八重子と妙子。猫地蔵の周辺、境内に数匹の猫の姿。

○八重子の座敷

妙子、八重子の部屋をしげしげと眺めている。仏壇に八重子の夫、博紀の遺影が笑っている。

猫グッズで溢れかえっている部屋。仏壇前の座布団にタマ、書院机の前に座り、文箱にいつも握っているハンカチをしまう八重子。

 

妙子「ねえ、なんでさっきかおりちゃんのおばあちゃんが子守稲荷さんにいるのがわかったの?」

八重子「猫が教えてくれたんですよ」

妙子「うそ!だってかおりちゃんのおばあちゃん、八重ちゃんありがとうって言ったよ」

八重子「そうだったかねえ」

妙子「そうだよお。ねえ、だからどうして猫のいるおうちの人の困ったが、猫ばあ、じゃなかった八重ばあは解決できるの?」

八重子「解決なんてしてませんよ」

妙子「だってこないだもお魚屋さんのおじいちゃんが相談に来てたじゃない。そしたら次の日、お魚屋さんが鯛のお造り持ってきてくれてたよ」

八重子「あのお造りは美味しかったねえ。たまも嬉しそうだった」

妙子「なんかおばあちゃんのお出かけ後とか誰か来た後とかは、たまの昼寝の時間が長くなるんだよ…ねえ、教えてよ」

○通学路

学校帰りの妙子とかおり、

かおり「昨日はありがとう。うちのおばあちゃん、このごろ時々出かけた先で迷子になちゃうんだって。自分でも困ったねえ、って猫相手に言ってるけど。お母さんも困っちゃったって言ってた」

妙子「大変だねえ。ねえ、かおりちゃんちって猫飼ってるの?」

かおりちゃん「うん、おばあちゃんの飼ってる猫がいる。オスなんだけど「なな」って言うんだよ。」

妙子「ねえ、そのななちゃん、お外に行くん」

かおり「うん、ななはいっつもおばあちゃんにくっついてる。もうずいぶんのおじいさんのデブ白猫だから、家から一番目の角までしか行かないの。おばあちゃんが出かけると外で帰ってくるのを待ってるんだよ」

妙子「ふーん、じゃ大丈夫かもしれない」

妙子、考え込んで

妙子「ねえ、ちょっと子守稲荷まわって帰ろうよ」

 

○石橋町の子守稲荷神社

鳥居の陰から境内を見ている妙子とかおり。猫地蔵の前に猫が集まっている。

妙子「(声を潜めて)やっぱり。ねえ、あれ、おさかな屋さんのクロじゃない?」

かおり「(声を潜めて)やっぱりって何?あれ、角の家のチャ子がいる」

妙子「なんか町内の猫が集まってるんだよ。これ、八重ばあに聞きに行こうよ」

○八重子の部屋(夕)

   妙子とかおり、八重子の前に座ってじっと待っている。八重子溜息をついて

 

八重子「私の旦那さんの博紀、妙ちゃんのおじいさんですけど、耳鼻科のお医者さんだったのは知ってますね。彼は博士号の論文を書くのに猫の耳の研究をしたので、その供養とお礼を兼ねて神社に地蔵尊を奉納して、毎日あそこで猫と喋ってましたからね」

妙子「それでそこに猫が集まってるの」

八重子「猫の情報交換場になってるんじゃないでしょうかね。猫の伝言場だと思うときがありますからねえ」

妙子「それとおばあちゃんが猫とお話する時のあの汚れたハンカチと関係してる?」

八重子「まあ、そんなに汚く見えてますか?あれは博紀のハンカチなの。論文書きながら耳にあてていると猫の言葉が聞こえるって言っていてねえ。そんなのウソだと思っていたんですけど」

かおり「聞こえるの?」

八重子「聞こえると思えば聞こえるし……妙ちゃんやかおりちゃんもタマやななちゃんの言ってることがわかるでしょ」

妙子「うん、ごはんちょうだい、とか遊んでよ、って言ってるのはわかるよ」

かおり「時々、あーでもないこーでもないって私の前に来て喋っていることがあるの」

八重子「そうなんですよ。そうやって猫の言うことを聞いているとわかるのよ。博紀のハンカチを耳にあてていると猫の言葉がわかってくるような気がしてくるの」

○同、八重子の部屋(朝)

八重子「妙ちゃん、ハンカチ知らないかい?」

妙子「あのおじいちゃんのハンカチ、あんまり汚かったから洗っといたよ」

へなへなと崩れる八重子

八重子「猫の耳、ほどいちゃったの?」

妙子「えー、あのぐしゃぐしゃ、猫の耳だったの?また三角形に折ったら元に戻る?戻るよねえ」

洗い上がって真っ白なハンカチ、鏝をあてて角をきっちと折り目を付けている八重子。猫の耳型に仕上がっていくハンカチを見つめる妙子。

八重子「さあ、タマが眼を覚ますまで待つしかないわねえ」

知らん顔して丸くなっているタマ。仏壇の博紀の遺影が笑っている。

 

2016年11月 2日 (水)

秋のイベントワークショップへのお誘い

世田谷の女性起業家ミニメッセ」今年も開催されます。

日時:11月12日(土)13日(日)11001700

会場:キャロットタワー4F・5F

70の起業家たちの展示は、アートから子育て、ファッション、カフェその他、多種多様です。

お時間と興味がありましたら立ち寄ってください。

「アーバンイラスト制作室」も出展しています。Ccf20161102_00000

 

世田谷区の都市デザイン課からイベント案内が届きました。

面白そうです。

こちらの参加には世田谷区都市デザイン課03-5432-2039まで事前申し込みが必要です。

 

【イベント①】Ccf20161102_00001_2


イベント名:新ぶつぶつ広告物 世田谷の広告風景を考える意見交換会

日時:11月19日(土)10:00~12:30

会場:キャロットタワー5Fセミナールーム

応募期間:10月15日(土)~11月9日(水)

内容:風景づくりのガイドライン(屋外広告物編)の作成に向けた意見交換会。

(前半)講演(田邉先生、(後半)意見交換ワークショップ

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こちらは親子で参加、なんて楽しそうですね。

【イベント②】Ccf20161102_00003


イベント名:手ぶらで風景ごはん ~みて・買って・味わう風景散歩~

日時:11月26日(土)9:00~14:00(予定)

場所:二子玉川駅~用賀駅の風景スポットを巡る約5kmのまちあるきコース

応募期間:10月15日(土)~11月11日(金)

内容:二子玉川駅を出発して、地域風景資産などの風景スポット、商店街をめぐるまちあるき。

商店街でお買い物をしてもらい、オリジナルのお弁当をつくっていただきます。

 

Ccf20161102_00004

12月には「赤松ぼっくり公園でのUD」についてのワークショップもあるようです。

いずれも参加予定でいます。

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