まち・まちなみスケッチ

2017年7月31日 (月)

水辺空間の提案・運河水路ピクニックエリアの提案

水辺、運河遊歩道利用提案のスケッチを描かかせていただきました。

五つのエリア、テーマで、各3パターンずつ。順次掲載します。

まずは水路沿い遊歩道をピクニックエリアにする提案。4s


これは船着き場とピクニックゾーンを俯瞰で見たところ。

船着き場はゲート照明になっています。イメージは、池原義郎先生の西武遊園地!(^^)!

芝生はワンコ進入禁止です。

子どもたちがハダシで遊んだり、寝っ転がったりするために。

5s昼の図:子どもたちと一緒に芝生でお弁当!
夜の図:同じ場所にワインバーのワゴン出現。大人のくつろぎ空間の演出!

6s

2017年6月30日 (金)

世田谷線散策ガイド

三軒茶屋から下高井戸まで、世田谷区内で唯一南北に走る世田谷線。10の駅をつなぐ路面電車です。

この沿線ガイドが半年に1回発行されます。今回2017年7月1日号の表紙は、世田谷駅の踏切です。この絵を描かせたいただきました。

世田谷線の一日乗車券をご購入された方にお渡しするのだそうです。三軒茶屋と下高井戸と上町の窓口。

発行部数が少ないので、割と早くなくなってしまうので、ご興味のある方は世田谷線の旅を楽しんでみてくださいね。!(^^)!

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原画は↓です。

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2017年6月 4日 (日)

千歳烏山まちバルに行ってきた

6月2日、千歳烏山の「ちとからまちバル」に行ってきました。想像以上に楽しかったです。

たくさんの方々が笑いながら次の店決めしながら歩いていらっしゃいます。19時を過ぎるころから、各お店の前に行列ができ始めます。


18時にせたがや商連の専務理事渡邉氏、私の大学院での研究指導教官の境教授、大学院先輩の小粥さん(24歳ジャニーズ系のイケメンさんです)の4人で、お店をめぐります。

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まず初めに鰻割烹の「あら井」で待ち合わせてスタート。偶数人数がいると、複数メニューの店で複数品の注文ができるので、倍の楽しみができました。

今回は、全部で42軒のお店が参加、前売り券は3500円でチケットが5枚付いています。

1店当たり700円ですね。各お店のバルメニュー一つとドリンク1杯。1店あたりの滞在時間は長くても30分以内。とにかくお店の前で順番待ちが始まりますので、ゆっくりおしゃべりしながらの食事、というわけにはいきません(笑)

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今回ビックリしたのは、メール街(郵便局があるのでメール街という通り名がついています。)におしゃれなおいしいお店が増えていたこと。
8年くらい前はなんとなく夜の店が多い感じでしたが。

地域の方々、地域へ遊びに見える方々にとって、知らないと入らないお店も、こうしてちょっとずつ楽しんで、また次にはしっかりお店に行こう。と思ってもらってリピーターでまちに遊びに来て、お店に入って、まちが活気づくようになっていく。

街バルには、そんな思いが込められているのですね。

色々なところで、結構存じ上げている商店街関係の方々と遭遇したのは、やはり商店街の活性化について足を運んでの視察もかねていらっしゃるのだと思いました。

かくいう私も、一度体験してみたいと出かけたところがすっかり楽しんでしまいました。

また、どこかの街バルにも行って見ようと思います。下の地図は、回ったお店、その下の地図は参加店のマップ(持ち歩いていたのでくしゃくしゃになりました)

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2017年3月 6日 (月)

世田谷駅前商店街 消費者懇談会

3月2日、平成28年度の世田谷駅前商店街消費者懇談会、今年度講師で

「地元消費者の方々とご一緒に再発掘・再認識する商店街“資源”と活用方法」というテーマで話してください。と依頼されました。

世田谷駅前の街路灯リニューアルと、平成25年度から進めている「ボロ市・代官屋敷界隈商店街活性化事業」の話をミックスしてお話しし、参加者のみなさま方から、地元の商店街の取り組みに対しての認識と感想を聞き出し、また今後の継続したまちづくりに対してのみなさまの期待を伺うことがポイントになっていたようです。

時間は14時から1時間半。

・魅力ある商店街づくり:ファサード改修

 和の街並みづくり、デザインコードを決めて展開する。

 桜門の設置、行燈型店舗照明、木製看板、食の総選挙につながる一店逸品運動など

・魅力ある商店街づくり:街路灯リニューアル事業

 デザインポイントは お代官様陣笠をモチーフにした街路灯笠

 笠の内側は「井伊家の赤備え」をイメージする緋色

 足元を照らす優しい光、まちにやさしいLEDライトの使用

・魅力ある商店街づくりのテーマ「時代双六・お代官様お膝元」

 世田谷まちなか観光メッセ、まち歩きコースコンテスト応募「代官様の小江戸散歩」

「まち歩きコース」の提案

1.世田谷八幡宮⇒2.豪徳寺⇒3.城址公園⇒4.勝光院⇒5.まちもり前(ファサード)6.翁屋前(ファサード)⇒7.天祖神社⇒8.ゴール 代官屋敷

・皆様にとっての魅力ある商店街とは?

  魅力、自慢できるところ、はどんなところでしょうか?例えば、友達と待ち合

  わせて歩きたい、お土産に持って行きたい、ここが好きな場所 など

  街並みについて、はいかがでしょうか

と、しゃべりの目次を作り、資源について、商店街についてのメモも作り臨んだのですが、なんと、最初の30分程度で基本の話をしゃべり終わってしまいました。

後はまちの地図をお手元にフリートークに持って行きました。Ccf20170301_00001
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ファサード改修
したお店とか、まち歩きマップの場所だとかを地図に落とし込んでいただきながら、自由にご意見をいただきました。

たくさんのご意見をいただき、ポストイットも30枚近くに書き込んでいただきました。(参加者は10名)

商店街の活動は、地元消費者の方々には伝わっていない、皆さんご存知ない、というのがおそらくほかの商店街もそうなのでしょうが、そこがこれからの商店街づくりの中の必要ポイントの一つですね。

おしゃべりできるお店、だとか、ゆっくりできるベンチだとか、商店街が楽しいと嬉しいとか、皆さんが商店街に希望するものは「場」の出現、がやはり一番でした。

せっかくいろいろなご意見をいただいたので、こうした意見をもとに「世田谷商店街を歩く」という企画はいかがでしょうか?と商店街理事に提案したのですが、「皆さんに来ていただくときの予算が…」みんなで歩きましょう、というときに予算は要るの?と思いましたが、商店街はまず確実な安心保障をもって動くのかと、私が勉強不足なのかと、改めていろいろと感じる機会になりました。

商店街と住民が交流するイベント、一緒にできること、住民が自分たちで仕掛けることができること、そこからまちのつながる「場」づくり、そしてコミュニケーション、高齢者も子供も安心安全のまちなか居住。ですね。

頭で考えていることだけではできない、では、…では?

人のつながりも、大切な地域資源です。これからも考え続けていきたいと思った一日でした。

 

2017年3月 5日 (日)

世田谷都市デザインフォーラム「場」を生むまちづくり

世田谷区の都市デザインフォーラム2017「空間を場に変えるまちのデザイン」に行ってきました。

世田谷区の都市デザイン報告は都市デザイン課田中課長から、世田谷区が取り組んできた「世田谷美術館までのいらかみち」の話、梅が丘の「やさしいまちづくり」」の話、砧清掃工場の「煙突」の話。都市デザイン課がいろいろな、例えば前例がないからできないこと、とか、警察が難色を示すこととか、そんなことを「いやいや人のいる場所のこと、人のことを先に考えよ」とまちの人のいる場づくりをしてきた報告がありました。

講演はハーツ環境デザインの鈴木俊治氏による「神楽坂の粋なまちづくりとPLACEMAKING」神楽坂での取り組みと、まちの場の話、ジョインジェイコブスからパタンランゲージの話まで。

そして意見交換のワークショップ。「居心地の良い場を生む街づくりを考える」

6つの班に分かれてグループ討議を行いました。私の参加した班のまとめは以下。

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今、ちょうどかかわっているお仕事が、まさしく「場」の提案です。

3月23日までに15枚の提案スケッチを仕上げなければならないのですが、さすがにずっと仕事場で考えていると煮詰まるので、こうした色々な意見を伺うと提案の幅も広がってきますね。

まちの隙間、ゆるりスペースから生まれる人のつながり、気持ちの自由、をスケッチの中に描いていきたいと思っています。ちょっと思い付きのラフスケッチ。Ccf20170305_00000_2





2017年2月 6日 (月)

世田谷駅前商店街 街路灯リニューアル

2011年からの「ボロ市・代官屋敷界隈商店街活性化まちづくりプロジェクト」

「世田谷代官お膝元」をテーマに、世田谷駅前商店街の街路灯リニューアル計画が始まったのが2013年秋です。理事長に声をかけていただき、街路灯デザインに携わりました。

世田谷線世田谷駅をはさんで、計92本が並ぶ予定です。

1昨日の2月4日、まず補助154号線沿いの15本が点灯しました。

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まずは取り急ぎご報告まで。

2016年11月16日 (水)

カレンダー・ポストカード

起業メッセで2017年版カレンダーとポストカードを販売。

昨年はカレンダーだけでしたので、「ポストカードが欲しい」とおっしゃる方のリクエストに応えて、今年は世田谷まちなか散歩カードを作ってみました。

2カレンダーは世田谷の教会シリーズです。教会はそれぞれの素敵な表情があり、素敵なステンドグラスがあり、教会の空間は訪ねてみると柔らかい空間が迎えてくれます。

成城と上野毛の聖カトリック教会は今井兼次氏の設計、松陰神社商店街の聖十字教会はレイモンドの設計です。

池ノ上の富士見ヶ丘教会はブドウのステンドグラスが素敵な木造建築。文化財指定です。

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2016年7月 8日 (金)

アーバンイラスト、という仕事

アーバンイラスト制作室は、こんな仕事をしています。

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アーバンイラスト、聞きなれない言葉だと思いますが、地域のさまざまな「まちづくり」のイメージを絵にしていく作業です。

いわゆるパースとか透視図と違うのは、そこに暮らす人、訪れる人が「あーこういう街が好きだよね」と感じられる心地よい暮らしの空気感を描いていく、ということでしょうか。

再開発や区画整理で街が変わっていく時、行政やプランナーや先生と呼ばれる人々が、その変わっていく町に住む人たちに、新たなまちを提案するときに誰にでもわかってもらえるためのイメージ図とでもいえるのでしょうか。

難しい専門用語や数字計算とか理屈論では、その町で普通に暮らす人は何を言われているのかふつうはわからないと思います。(でも大概の先生と言われる人は、難しい言葉を使うよね)

そこで、人々が自分たちの街を楽しい素敵な自分たちのものとしてイメージできるためのお手伝いとしてのイラストを描いていきます。

そのためには、その土地の空気を捉まえるために、自分で現地サーベイをすることを基本にして、まず今ある暮らしの空間を記憶としてスケッチで残していくこともやっています。

そして提案のスケッチを始める前に、(大体この時点では大まかなゾーニングというのか、「西海岸風な解放感とアジアの混沌を合わせた、おしゃれで知的なまちなみ空間」というような意味不明な言葉で要求されたことなどを形にしていきます。(@Д@;)

計画空間の人や車の動線計画を考えてみて、そこから平面と立面を想像して描いてみて、まちの空間把握、シミュレーションを行い、くらしの空気を描くイラストをアーバンイラストレーションと呼んでいます。

おまけ:先日、世田谷区立郷土資料館に行きましたら、入館票の図案が新しくなっていました。(o^-^o)

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平成26年度の資料館開館50周年記念特別展大館蔵品展に合わせて描いた「ボロ市通り2014分間繪図」の、代官屋敷を描いた部分が抜粋されています。

2016年7月 3日 (日)

「養老牛温泉100周年観光づくりプロジェクト」のこと

20165月、養老牛温泉で「開湯100周年記念式典」が行われました。

旧旅館藤やの楡の大木の下に据えられた100年記念の記念石碑の除幕式、神主さんの祝詞、養老牛温泉組合長・湯宿だいいち社長、長谷川松美氏の挨拶からはじまり、後半は祝賀会。中標津では初めの乾杯は「牛乳」!これ、町の条例です。

私と中標津の付き合いは、平成元年にかつての勤務先でのプロジェクトからはじまり、それからはプライベートで忠類川のサーモンフィッシング通いなどを通じて養老牛温泉の旅館藤やさんにも毎年宿泊していました。

平成23年ごろ、当時の養老牛温泉組合長だった藤やさんから、「どうやったら中標津とか道東に来る人に養老牛温泉を宣伝できるのかなあ。ちょっと知恵を貸して欲しい。」

「そういうのって、1軒だけでなく、3軒でやってみたらどうなんでしょうね。町役場にも相談してみたら?」

養老牛温泉は、中標津空港から車で20分、牧場を抜けたの山の中に、ホテル養老牛・湯宿だいいち・旅館藤や、透明な石膏食塩水の温泉があり、食事は山のものやオホーツクの新鮮な魚や、そして夜にはシマフクロウがやってくるというとても神秘的な森の中の、知る人ぞ知る、知名度はほとんどない3軒宿の温泉地です。

釣りの師匠のN氏は、たまたま役場の地域振興の関係の方ですので、ちょっと相談してみましたら

「冬場の集客が確かに苦しいので、考えてみましょう。町場に温泉がいくつかできたので、養老牛まで以前のように街中の人も行かなくなってますからね。あ、2016年が開湯100年になりますので、それに絡めて考えることはできるかもしれません。」と心強い言葉をいただきました。

そんなこんなで、平成23年の夏から養老牛温泉と周辺地域の地域歩きを始め、平成24年の4月から3年間の根室振興局の支援をいただき、正式に「養老牛温泉100周年観光づくりプロジェクト」が始まりました。

「ようろうし温泉100周年観光づくり」は、26年度で当方の作業は終わりましたが、振り返りと今後の展開について報告書から少し抜粋したいと思います。

 平成24年度:3宿宿泊施設の現況、経営者、従業員意向調査(アンケート・ヒアリング)

        ・道東・養老牛周辺観光実態調査

        ・セールスポイントと展開方法の検討

 平成25年度:・ポスター、チラシ「みんな森の中」決定、制作、配布

        ・「養老牛」を「ようろうし」と標記していくことを決定

        ・事業展開・構想の提案 案内マップ、オリジナル商品開発、WEB絵本等の提案

・事業名称決定「ようろうし温泉 開湯100年大祭」

・メイン企画案:シンボル的パワーモニュメント・記念碑の建立計画

 平成26年度:・シンボル的パワーモニュメント・記念碑案

・歴史資料館的への転換要望に基づく資料館構想提案

        ・ようろうし温泉HP案の提案、プレゼンテーションと見積もり、

 ・歴史資料館、ホームページに代わる「(仮称)WEB読本(WEB資料館)」の提案

 ・道路標識・案内看板設置計画、現地調査、設置個所決定及びデザイン案決定

旅館藤や、湯宿だいいち、ホテル養老牛、の3軒の宿が地域の特色をつくり出している中標津の奥座敷であり、知る人ぞ知る秘湯だが、ここ数年の冬場の集客、リピーター確保に周辺観光地と同様に苦戦している。

・地域の知名度を上げる。知ってもらう。

・冬の集客力を高める。リピーターを増やす

を目的として、「100年!」をチャンスとして「ようろうし温泉」を発信アピールしていく、という方向性を見据えて話し合いを進めてきたものである。

26年度の問題点

3軒宿から2軒宿に

26年度事業後半の平成261224日に「旅館 藤や」が廃業することになり、その後の土地建物温泉権利を「だいいち」が取得し、今後は「だいいち」「ホテル養老牛」の2軒となった。

・自然の脅威

また、この冬(平成271月~3月)においては、週末ごとの暴風雪による道路の通行止め、走行不能状態となり、宿泊客のキャンセルが冬季の売上減の大きな割合を占めた。

■周辺地域と連携していく観光づくりのために

こうした中、北海道運輸局とひがし北海道観光事業開発協議会が連携してインドネシア、タイ、シンガポール、マレーシアの国々を対象とした「早冬・真冬・遅冬=3つの冬の体験」を売り込むプロジェクトが動き出した。20153月には中標津空港と台湾桃園空港間で相互チャーター便が就航し、アジアの観光客を道東(far east=さらに深い道東)へ呼び込むが動きが活発化してきている。

また、観光庁が支援する新たな観光地の魅力発見、旅行商品化の推進を目的とした「タビイチグランプリ」において、根室管内では別海町観光協会の「プレミアム女子旅」が総合部門1位となり、国内最東端根室管内の観光地が広く知られることとなった。別海町観光協会では、中標津、羅臼、標津の各町の観光協会との連携で「女子旅」のテーマで女性観光客誘致の可能性を検討し、根室管内の「食・景観・体験」を活かした提案には、中標津町のロングトレイルも盛り込まれて、こうした体験プログラムが旅の魅力を作り上げている。

知床、阿寒、釧路湿原という世界遺産と国立公園に囲まれた地域は自然を満喫するには十分すぎる素材がある。しかし、その中の点だけを売り込むのであれば苦労の割に成果は小さく、面でPRすることにより費用対効果は増していく。大規模で集客力のある阿寒や知床は客数ではリードするだろうが、その中で小粒のようろうし温泉は山椒のように一服の清涼剤として存在感を出せる地域である。

それぞれの地域が、大なり小なりの価値を見出すことにより、スケールメリットが生かされる。大規模観光地が小規模観光地を引っ張るのではなく、お互いの良さを認めることで更なる発展につながり、これからの地域振興策となる。

それらの観光地をどのようにつないでいくかの具体策であるが、たとえば中標津町を中心に活動している3つの町をつなぐロングトレイル「ランチウェイ」は延長72キロの中に、23日で踏破する標準コースから日帰りコースまで用意されている。

移動しながら各地のアイスクリームやチーズ、海の幸、山の幸などの食材を楽しんだり、山や海や牧場と変化していく景観を楽しんだり、これらの魅力を広域的にPRしなくては、狭い地域の単独発想ではこれからの観光客には対応できなくなる。各地域が面を意識した活動をすることによりお互いが活性化し、情報交換によって集客対策が強化される。

■今後の課題

現在、27年度内の実行企画案としては、「1.ようろうし温泉案内道路看板設置」、「2.(仮称)ようろうし温泉WEB読本」が準備されている。また、28年度の5月の100年記念式までに、「1.ようろうし温泉100年の石碑建立」、「2.足湯の造成」が検討されている。

平成273月をもって3年間の「地域づくり総合交付金」が終了したが、平成28年度の開湯100周年へ向けて、今後いくつかの企画を進めていくためには、資金の調達、自己負担額の算定、が急務となる。

ようろうし温泉は閑静な温泉宿としてそれぞれが工夫を凝らしているが、滞在時に外に出て地域を楽しむ、ということがあまり重視されてこなかった。屋外の楽しみ方についてもいくつかの提案をテーブルに上げて検討したが、実現化されてはいない。説明者やインストラクターなど人的要素の確保も必要なことから、時間をかけてでも取り組むことにより、一層の魅力向上につながることと期待している。

併せて、今後の増加が見込まれる外国人対応策をさらに強化する必要性がある。特にアジアの観光客が増える予想であり、ホームページの表記をはじめネットでの対応、現場での外国語対応など、小規模観光地としてもグローバル化は避けられないので、これらに対応しなければ後れを取ることになる。また、冬季から春にかけての集客が少ないことから、特に冬場はアジア系外国人客の誘致が対策の一つになる。

■まとめ

道東への旅が多方面から耳目を集め始めている今日、ようろうし温泉では自分たちでできることを見直し、ようろうし温泉で実際にできること、続けていけることの検討が必要となる。

今回の事業を通して、集客や観光資源開発など先行している大規模観光地に対し小規模観光地として一服の清涼剤と思わせるつくりとは何なのか、他の地域にはないようろうし温泉の価値は何なのか、といった事柄をいくつか発見することもできた。

あふれるみどりと太古からの川のせせらぎの落ち着いたたたずまいはそのままのようろうしの特徴であるが、このようろうし温泉は特別天然記念物シマフクロウの姿を野生として見学できる場所として国内外に価値が高く、特に鳴き声を聞くことができるのは極めて貴重である。つがいの鳴き交わし、雛鳥の鳴き声はここにしかない財産である。

また、トカゲや昆虫など、温泉の地熱を利用してこの地域に棲む生きものは、専門家のみならず観光客にも十分アピールできる素材である。

併せて最近売り出し中のロングトレイルとの連携も大切な観光資源となることが予想できる。

本年の冬は各地域が暴風雪の対応に悩まされたが、克雪対策と併せて周辺観光地とのより一層の連携、協力体制を強め一体的な冬の観光づくりの必要性を感じた。冬の集客に対しては、アジア系観光客への対応と雪や寒さを利用したおもてなし方法などの研究が必要となる。

最盛期には6軒の宿泊施設があったようろうし温泉も、201412月に「藤や」が廃業し2軒になり、新たなようろうし温泉のあり方を考える出発点となったが、やはり集客力の低下は否めない。PR活動を展開するにしてもパワー不足にならないよう考慮し、利用可能スペースの問題も含めて、ようろうし温泉の将来展開を時間をかけながらもぜひとも考えていく必要がある。

ようろうし温泉読本は100周年記念として歴史的価値を再発見することだけではなく、ようろうし温泉の価値をPRすることからも、今後の温泉のありかたを考えるためにもぜひ完成させたい。また、石碑や足湯などは、地域のアクセントとして、このようろうし温泉を訪れる人たちの目や耳にとまる材料として有効に活用していきたい。

森に抱かれた静かで美しい温泉地と、旅館プラス魅力ある観光スポットとして、道東観光の一翼を担う発展が見込まれるものとして、これからのようろうし温泉に期待がされている。』

ポスター・チラシの制作、Photo

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道路標識案内板の設置、Dscf3106


ようろうし温泉読本の制作、石碑の建立・式典。

さてさて無事に100年式典までこぎつけてよかったです。

できればいつか、提案した『“森を歩いてようろうしの歴史と自然を楽しむ!回遊型自然と歴史の体験”ようろうしフォーレストミュージアム・ようろうしHistory Museum!!』が実現することを祈っています。

この季節は見渡す限り地平の先まで、ジャガイモの花畑が続いています。牧場のみどりとジャガイモの白い花、真っ青な空、東京からたったの120分で地平の先まで見える、感動の別世界です。

2016年5月 6日 (金)

第1回代沢芸術祭

「代沢芸術祭」
この連休は池ノ上の代沢地区で「代沢芸術祭」が開催されていました。
下北沢では音楽祭があったり演劇祭があったりしていますが、なんとこの丘の上で
第1回目の「代沢芸術祭」。
まったく初めての試み、ということで地域の方々に向けてのご案内でのプログラムは、
4月29日(金)狂言の集い:北沢八幡宮神楽殿
4月30日(土)オペラ魔弾の射手:会場代沢小学校体育館
5月1日(日)能楽への誘い:北沢八幡宮神楽殿
5月3日(火)尺八と琴の演奏:森巌寺本堂 
5月4日(水)ヴァイオリンコンサート:北沢八幡宮神楽殿
5月5日(木)パイプオルガンとピアノのひと時&墨アート展示
と、六日間にわたって午後のひと時、まちがすてきに素敵な音で包み込まれました。

後半三日間に、しっかり鑑賞させていただきました。

3日の森巌寺は本堂に100名のところ105名のご鑑賞。風が木々を揺らす中、琴と尺八に呼応するように鳥が鳴いていました。Photo_2
尺八演奏:中村仁樹、一七弦筝:吉澤延隆、の若い男性奏者二人の演奏。尺八と琴ってとってもジミー――な音曲かと思いきや、何ととってもフュージョンというのかモダンジャズというのか、森巌寺の本堂の金色の仏像の前での音の展開はとってもおもしろいと思いました。きっと仏さんも楽しんだんだろうなあ。


4日は夜半からの激しい雨風、明け方まではどうなることかと思っていましたが、北沢八幡宮・神楽殿でのバイオリニスト植村理葉さんの演奏の始まる午後2時は天気はしっかり日差しが強いくらい、ですが風がゴーゴーと境内の木々を揺らしています。この日の鑑賞者は150名を超えたようです。Photo_3
まるで波の中で演奏しているようでした。という感想を漏らされた演者の、でもその風の波に負けないソロ演奏はすごいです。

そして最終日、5日はどっぴーかん。Photo_4


聖三一教会でのパイプオルガンとピアノ演奏。2015年に解体修復されたパイプオルガンPhoto_5


は教会のオーガニスト会のみな様の演奏です。そして後半はピアニストの中島由紀さんによるピアノ演奏会。220名の聴衆だそうです。

とても素晴らしいのは、地元の方々が、普段着で肩ひじ張らずに、「おもしろそう」だと参集されて「すごくよかったねー」「音楽とか素人なんだけど、こうやって聞けると楽しいねー」といった言葉を口にされていたことです。みえている方々のほぼ90%くらいが地元の中高齢の方々である、という素敵な現象でした。

北澤八幡宮、森巌寺、聖三一教会、宗教の違いを超えて地域で一体的に一つの方向での催しを開催して、そしてそこには宗教や民族を超えて、今、世界平和、につながっているのだそうです。
私たち日本人はおそらくこれらの宗教ということは日常的に何も考えていませんが、
赤ちゃんのお宮参りは神社。先祖のお墓参り、葬式はお寺さん。クリスマスには教会のミサに一日信者、とかねー。

ほんとうはつながるって力がいること、見せていただきました。
この代沢芸術祭が、この先も長く続いていくように地元民として協力していきたいと思います。

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